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ザイザル服用の際はアナフィラキシーショックに気を付けて!

2019年12月30日
鼻をかんでいる女性

ザイザルには、眠気と頭痛、口の渇きや吐き気といった副作用が起こることがあります。そしてきわめてまれながら、健忘や幻覚、無力症や攻撃性のアップ、失神と人格にかかわることが起こる可能性が高いです。一番危険な副作用には、アナフィラキシーショックや呼吸困難、意識障害があり、最悪の場合死に至ることもあります。

アナフィラキシーショックは発症後15分以内に死に至るといわれるほど、重篤な状態で、さまざまなことが要因で起こります。アナフィラキシーを起こす原因には、食べ物や蜂、薬や天然ゴムであるラテックス、そして運動などがあります。極めてまれながらハムスターやあり、ダニといったものに咬まれることによって発症する場合もあり、身近なものに反応しやすい面があります。

そしてアナフィラキシーは皮膚や消化器、循環器や呼吸器、腎臓や肝臓といった複数の臓器に影響を与え、血圧低下や意識障害を引き起こしてしまうのです。食物のアレルギーがある場合は蕁麻疹が出やすく、器官収縮をおこし呼吸困難に陥りやすくなりますし、口腔アレルギー症候群の場合は、その原因となるものを食べている最中に口の中がかゆいといった症状が出やすいです。さらに薬や蜂が原因であると、症状は重くなります。

海外のデータでは心停止まで薬物が原因となっている場合は5分、蜂の場合は15分、食べ物は30分となっており、すぐに血中に溶け出す薬が最も危険であるということがわかります。腎臓や肝臓にも影響が及ぶことが多いので、さらにさまざまな症状を起こしてしまうこともあります。

このようなアナフィラキシーショックを引き起こした場合、アドレナリン筋肉注射を行います。アドレナリンはすぐに血中濃度を上昇させるため大腿外側広筋に筋肉注射をするのが基本です。できるだけ早くに処置をすることが大切で、最高血中濃度に到達するまでに8分という短さなのですが、その分持続時間は15分と短めです。完全に処置をするのではなく、緊急時の処置としてアドレナリンは使用されるので、過信はしないようにしてください。

なお、アナフィラキシーショックの場合、一度症状が治まったように見えることがありますが、再び症状が現れることがあります。これを二相性反応と呼びますが、二相性反応はいつ、どのようなことがきっかけで起こるかはわかりません。ですので、原因となるものにふれ、ショック状態が軽いとしてもすぐに医療機関を受診してください。

アドレナリン注射は繰り返し吐き続ける、我慢できないほどおなかが痛い、器官収縮が起きて喉や胸が締め付けられた感じがして息がしにくい、犬がほえるような咳やぜいぜいといった咳が出る、唇や爪が青白い、意識障害をおこしぐったりとしている、尿や便を漏らしてしまう、といったことが一つでも起きている場合は、受診した方が良いです。花粉症の薬としてよく使用されるザイザルも、そういった症状が起こる可能性があるので、十分に注意をしなくてはなりません。

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