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意外と知らないアレルギーのメカニズム

2020年05月26日

アレルギーと聞くとアトピー性皮膚炎や気管支喘息などを思い浮かべますが、花粉症も含まれますし、蜂に刺されて起こる症状もその中に入ります。人間は、体の中に異物が侵入するとその異物に対して防衛反応が起こり、排除しようと試みます。この反応は生きていくうえでとても大切なことで、この防衛反応によって生命は維持されているといっても過言ではありません。

こういった反応は無害であるはずの異物に対しても、免疫が反応してしまうことで起きており、特定の人がなることが多くすべての人にアレルギーの症状が出るわけではないです。すでにそのアレルゲンに対しての抗体ができている場合は、反応を起こしやすく、そのアレルギー反応が起きた時にヒスタミンなどの化学物質が放出されるので、かゆみや湿疹、鼻水といった症状が引き起こされるのです。

親や兄弟がアレルギー体質の場合は遺伝することもあるので、過剰反応が起こることもありますが、遺伝がすべてではありません。近年花粉症やアレルギー性鼻炎を発症する人が増えているのは、食生活や大気汚染、住環境、ストレスなど様々なことが要因で起きています。

食生活は欧米化に伴い小麦粉を多く使用するようになり、さらにリノール酸などの油を使用する揚げ物を食べることが増えました。小麦粉は子供にとって卵や牛乳と並んで、3大アレルゲンの一つでもあり、小麦粉が含まれたものを少し口にしただけでも、食物アレルギーを引き起こしてしまいます。大人になると小麦粉で反応することは少なくなるのですが、その分そばやエビなどの甲殻類に反応することが多いです。

リノール酸に関しては炎症やかゆみの原因となるアラキドン酸を作ります。アラキドン酸は、体内で作られた後さらに代謝を繰り返し、最終的には炎症を起こす働きが強くなるのです。高たんぱくの食生活もアレルギーの反応をたかめてしまうので注意しましょう。

近年では衛生面が改善されており、住居も高気密なところが増えています。一見衛生面で優れているように感じますが、その分ダニやほこりが1年中発生しやすく、結露によってカビも生えやすくなっています。知らないうちに吸い込んでいることもあり、症状がなかなか改善しない現況があります。そして大気汚染に関しても、車を使用する人が増えたため、車から出される排気ガスの微粒子が体の中に入り込み、症状を引き起こすきっかけとなります。このような原因からアレルギーになる人が増えているのです。

食生活では、体に良いものを食べることが大切です。免疫は腸に集中しており、腸を鍛えることによって免疫が正常に機能し、過剰な反応から守ることができるためです。魚に含まれているDHAやEPAはアレルギーの症状を軽減する作用もあるので、青魚を食生活の中に取り入れても良いでしょう。

様々なことが要因で起きている症状であるので、一つに理由を絞ることはできません。ですので、いろいろな方面から原因をさぐり、体にとって良い方法を選択していくことが大切です。

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