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親のせい?アレルギーと遺伝の関係性

2020年07月01日

体質というのは、親の遺伝が影響していることもあり、肥満傾向であれば子供も肥満傾向になることがあり、肌が乾燥しやすければ子供も乾燥気味になることがあります。こういった場合、アレルギー体質がすべて遺伝と考えるのは難しく、食生活や生活習慣が親と似たようになるために、親と似た症状が起きているといったことも考えられます。

子供に多いアトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下し、湿疹などができてしまう症状です。アトピー性皮膚炎は皮膚が乾燥し、さらにアレルゲンが付着しやすい状態になり炎症を起こしますが、この炎症が起きた段階で皮膚の内部で免疫細胞が増えてしまい、過剰に反応することでかゆみを引き起こしています。

近年ではアトピーの場合、皮膚のバリア機能を保つために必要なフィラグリンと呼ばれるたんぱく質の遺伝子に異常があることがわかりました。フィラグリンは表皮が角質を形成するときに、線維蛋白であるケラチンを凝集し、その後分解されて天然の保湿因子として角層の水分を保持するために働いています。アトピー性皮膚炎の日本人の場合、約2割ほどがこのフィラグリン遺伝子の変異をもっています。

アトピーのようなアレルギーの場合、皮膚の炎症があまりないときにも、天然の保湿因子のフィラグリンとセラミドが不足していることが多いです。特に子供の場合、皮膚が薄く水分量も大人に比べて少ないことから簡単に乾燥肌になってしまい、セラミドやフィラグリンが不足してしまうので、症状が悪化してしまうのです。

アトピーの場合、乾燥肌が原因になっていることも多いのですが、大切なのは日ごろのスキンケアです。肌が乾燥してしまうと少しの刺激に対しても敏感になり、かゆみや炎症が起きてしまいます。ですので、保湿を意識してみましょう。3大治療法として、保湿などのスキンケアと薬物療法、原因と悪化因子の除去があります。この3つをバランスよく行うことで症状を軽減することができます。

アトピーはダニやほこりといったものがアレルゲンとなることが多いので、ダニが生育しないよう、湿度に心がけ、カーペット類は置かない、さっとダニが払えるような素材の寝具を用意する、という工夫を行います。汗によってもかゆみは増してしまうので、頻繁に汗をぬぐい清潔を保つことが大切ですが、この時ぬぐった後保湿を行わないと、逆に肌を傷つけてしまうので注意してください。清涼成分のあるふき取りシートなどは肌を乾燥させる成分も含まれているので、使用しないほうが良いでしょう。

アトピー性皮膚炎は決して親のせいではありません。たとえそういった体質を受け継いでいても症状が出る人もいれば出ない人もいます。特にアトピーなどアレルギーに関する症状の場合、生活環境や食生活、黄色ブドウ球菌や真菌、ウィルスといったもの、疲労やストレスによって、症状の重さは変わってきます。ですので、できることから対策を練って行動していくことが大切なのです。

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